髪のパサつきが気になるなら、
お水をたくさん飲んだ方がいいんですか?
・・・愚問ね。
髪のパサつきの原因は「水分不足」です。
「そんなことはわかってる!」と怒られそうですが、簡単に言えば水分不足ということは皆さんもご存知だと思います。
ですが、なぜ水分不足になったのか原因を突き詰めていくと、「こんなことも髪のパサつきの原因になるの?」と知らなかったことも出てきます。
私の兄夫婦が美容師ですので髪のパサつきについて色々聞いてみましたが、一般では知られていないようなことも教えてくれました。
そして、髪がなぜパサついてしまうのか根本的な原因を知らないため、どれだけパサつき改善のヘアケアをしても良くならなくて当然だとも言っています。
髪のパサつきは放置していてよくなることはありません。
パサつきの原因を排除し、きちんとヘアケアしなければパサつきを改善することはできないのです。
そして、パサつきがひどくなると最終的に「切るしかない」という状態になってしまいますし、さらに頭皮にまでダメージが行ってしまうと薄毛や抜け毛の原因になりますので、美容師はきちんと原因を知っておいてほしいと警告しています。
原因をきちんと知ることで改善策を見いだせますので、まずは髪がパサつく原因をきちんと把握しておきましょう。
髪が悲鳴を上げる!シャンプーのし過ぎや間違った洗い方がパサつきの原因
シャンプーが髪や頭皮に与えている影響について知っている人も多いかと思います。
シャンプーをし過ぎると頭皮から分泌されている油分を落とし過ぎてしまうため、パサつきの原因になります。
また、必要な油分まで落としてしまうと髪のパサつきだけでは収まらず、頭皮から皮脂が過剰分泌されてしまい、頭皮だけギトギトして髪はパサパサという最悪な状態になってしまいます。
ここまでなら知っている人は多いかと思いますが、具体的に1日何回シャンプーをするとやり過ぎになるのか、夏と冬でシャンプーの回数を変えた方が良いのかとなるときっちり答えられない人が多いのです。
さらに、頭皮の肌質別でシャンプーの回数はどれくらいが良いのかとなると、もっと答えられる人は少なくなるでしょう。
また、洗い方についても爪を立てない、ゴシゴシ洗わないというくらいしかわかっていない人が多く、パサつきを改善するための洗い方を知っている人はほとんどいません。
そこで、季節別・頭皮の肌質別で、どれくらいシャンプーをし過ぎるとだめなのか、また間違った洗い方とはどんな洗い方なのか、美容師の意見をまとめてみましたので参考にしてください。
頭皮の肌質別で見る「シャンプーは何回くらいするとし過ぎ」になるのか
シャンプーは基本的に汚れを落とすものですので毎日した方が良いと考える人がほとんどですが、頭皮の肌質や季節によって毎日すると髪がパサつく原因になってしまいます。
また、肌質と言っても顔を基準にするのではなく頭皮を基準にしなければなりません。
顔は脂性肌だけど頭皮が乾燥している、または顔は乾燥肌なのに頭皮が脂でベタベタしているなど、顔と頭皮で肌質が違う人がいます。
ですので、シャンプーの回数を決める時は頭皮の肌質を基準にしましょう。
それでは、頭皮の肌質別・季節別でどれくらいのシャンプーの頻度がやり過ぎなのか見ていきましょう。
脂性肌の人のシャンプーの回数
基本的には頭皮がべたついてる人や、仕事柄頭皮や髪が汚れやすい人は毎日洗髪した方が良いのですが、1日に2回も洗髪する必要はありません。
1日1回で十分ですので、1日2回の洗髪はいくら脂性肌の人でもシャンプーのし過ぎになってしまいます。
脂性肌の人は皮脂の分泌が多いので、毎日洗髪した方が毛穴に汚れや皮脂が詰まりにくくなり、頭皮環境を清潔な状態で保つことができます。
脂性肌の人の夏の場合
脂性肌の人は基本的に1日1回の洗髪で良いのですが、夏場など汗をよくかく時は皮脂に分泌も活発になっていますので、1日2回の洗髪でもかまいません。
ただし、シャンプーを使うのは1日1回にし、残りの1回はお湯ですすぐ程度にしましょう。
シャンプーをし過ぎると頭皮に必要な皮脂まで洗い流してしまい、皮脂でバリアーを張ろうと防御反応が出ますので結果的に過剰な皮脂分泌が起こり、頭皮がべたべたの状態になってしまいます。
脂性肌の人の冬の場合
冬は乾燥しやすい時期ですし、汗をかくこともあまりありません。
ですが、新陳代謝が一番活発になるのが冬ですので、自分では気づいていないかもしれませんが、わからない程度の汗はかいています。
脂性肌の人は基本的に1日1回のシャンプーとなりますが、冬場は頭皮の状態を見ながら、頭皮がべたついていないのであれば2日に1回、いつもと同じような頭皮状態であれば1日1回というように、調整が必要です。
ただし、仕事柄ほこりっぽい所など頭皮が汚れる環境にいる人は頭皮や髪に付着した汚れを落とすためにも1日1回シャンプーをするようにしましょう。
普通肌の人のシャンプーの回数
普通肌の人は自分の頭皮状態を見ながらシャンプー回数を決めた方がよいのですが、普通肌でも髪が細い人や、髪が傷んでいる人は2日に1回のシャンプーが基準となります。
基本的には1日1回のシャンプーで良いのですが、2日に1回はお湯ですすぐ程度にするなど、毎日シャンプーを使う必要はありません。
ただし、脂性肌の人同様に仕事柄髪や頭皮が汚れやすい人は1日1回シャンプーで頭皮と髪を綺麗にしましょう。
また、普通肌の人でも年齢と共に脂分の分泌が減少してきますので、最近乾燥しやすいなと感じる人は、この次に紹介する「敏感肌や乾燥肌」の人のシャンプー回数を参考にしてください。
普通肌の人の夏の場合
普通肌の人の場合、夏場の汗をたくさんかいたという時でも1日1回のシャンプーで十分です。
あまりにも汗で頭がべたついたままという時はお湯ですすぐ程度ならかまいませんが、脂性肌の人ほど皮脂分泌が活発ではないので、1日の終わりにシャンプーでキレイに洗う程度で十分です。
夏と言えど普通肌の人が1日2回のシャンプーをすると必要な皮脂まで奪われてしまい、乾燥の原因になりますので、1日1回のシャンプーにしましょう。
普通肌の人の冬の場合
普通肌の人でも冬は乾燥しやすいという人は少なくありません。
基本的に1日に1回か2日に1回のシャンプーが普通肌の人の適正回数ですが、冬場はさらに頭皮状態を見極めなければなりません。
冬の場合は基本的に2日に1回のシャンプーにし、それでもまだ乾燥するという時は3日に1回でもかまいません。
頭皮がべたつかないくらいの感覚でシャンプーをすればよいので、毎日頭皮状態をチェックしながらシャンプー回数を調整しましょう。
冬場でも汗をかいた時はシャンプーをしてもかまいませんが、2日に1回のシャンプーだとなんだか気持ち悪いという人は1日目はシャンプーを使い、2日目はお湯ですすぐというように調整しましょう。
敏感肌や乾燥肌のシャンプー回数
敏感肌や乾燥肌で髪がパサついて困るという人が多いので、この記事を見ているということは、おそらくあなたも敏感肌や乾燥肌で悩まれているのではないでしょうか?
敏感肌や乾燥肌の人はシャンプーの回数はとても重要で、基本的には頭皮がべたつかない程度にシャンプーをするようにします。
人によってべたつき具合が違いますので一概に何回と言えませんが、多くても2日に1回のシャンプーで十分です。
2日に1回のシャンプーでも乾燥しがちという人は3日に1回にするなどシャンプー回数を調整しましょう。
敏感肌や乾燥肌の人の夏の場合
敏感肌や乾燥肌の人も夏場は汗をかきます。
汗をかいてちょうど良い皮脂分泌になる人もいるくらいですから、夏場だからといって毎日シャンプーする必要はありません。
夏場でも2日に1回で良い人もいますから、頭皮のべたつき具合を見てシャンプー回数を決めましょう。
ただし、仕事柄頭皮や髪が汚れる環境にいる人は毎日シャンプーしてくださいと言いたいところですが、敏感肌や乾燥肌の人はシャンプーは2日に1回くらいにし、1日はお湯でしっかりとすすいだり、ホットタオルなどで汚れを浮かしてから髪をすすぐようにすると良いでしょう。
敏感肌や乾燥肌の人の冬の場合
敏感肌や乾燥肌の人の冬は乾燥との戦いですので、頭皮状態をしっかりチェックしなければなりません。
敏感肌や乾燥肌の人は、冬場は3日に1回くらいのシャンプーで良いのですが、それでも乾燥するのであればシャンプーをする日を1日ずつ延ばして間隔をあけてみましょう。
頭皮のべたつきがないくらいの日数でシャンプーをすれば良いので、シャンプーのし過ぎには要注意です。
シャンプーをしない日はお湯ですすいだり、ホットタオルをして汚れを浮かすなどシャンプーを使わずに日頃の汚れを落とすようにしましょう。
美容師がおすすめするのはアミノ酸系シャンプー
肌質別・季節別にシャンプー回数などをお話しましたが、簡単に言えば季節など関係なく頭皮が乾燥している時はシャンプーを控えるということです。
そして、乾燥が原因で髪がパサつく場合、頭皮の皮脂を全て洗い流さず必要な皮脂を残してくれるアミノ酸系シャンプーがおすすめです。
洗浄成分が弱く弱酸性が多いので敏感肌や乾燥肌の人でも使えますし、髪の健康を守り髪を作るため必要なアミノ酸が配合されていますので、髪に栄養を与えることもできます。
髪質を改善したいなら一刻も早く使い始めるべきよ。
➡ 髪の毛のプロが推奨!パサつき髪におすすめのシャンプー4選
知っておいて!これが間違った洗い方
シャンプーの回数など髪がパサつく原因の一つがわかりましたが、シャンプーをするときに間違った洗い方をすると、いくらアミノ酸系シャンプーのように頭皮や髪に良いシャンプーと使っていても意味がありません。
シャンプーをするときに爪を立てて洗う、ゴシゴシと摩擦を繰り返して洗うというのはNGです。
これくらいなら皆さんもご存知かと思いますが、さらにシャンプーを頭に乗せる時に自分の手のひらで泡立ててから乗せていますか?
これが意外にできている人が少なく、できている人はよほどヘアケアを大切にしている人くらいです。
また、シャンプー前に髪を濡らす時に十分すすいで頭皮や髪の汚れを落としていますか?
実は、シャンプー前のすすぎで汚れのほとんどが落ちているのです。
さらに言えば、髪を濡らす前にブラッシングをすれば髪をすすぐだけより髪や頭皮の汚れが落ちます。
また、髪を濡らした後にシャンプーではなく、さきにトリートメントをすることでスタイリング剤などの汚れを浮かして落とすことができます。
この話を聞いて自分の洗い方は正しいと思えましたか?
正しい洗い方をしなければ必要な皮脂を洗い流してしまったり、摩擦などで頭皮を傷つけ乾燥する原因になってしまいます。
頭皮が乾燥すれば髪にも栄養分が行き届かなくなり乾燥してパサついてしまいますので、シャンプーの時の洗い方はパサつきにも大きく影響しているのです。
髪のダメージ大!ドライヤーやヘアアイロンのし過ぎ、間違った使い方もパサつきの原因になる
ドライヤーもヘアアイロンも毎日使うし
傷むって分かってても使わないとどうにもならないよ汗
正しい使い方を覚えなくちゃ
これもご存知の方は多いと思いますので、何がダメなのかを細かく見ていきましょう。
ドライヤーやヘアアイロンは高温の熱を髪に当てることになるので、その熱でキューティクルが剥がれ髪の水分が蒸発しパサつきの原因になります。
特にヘアアイロンやコテは100度を超える高温を髪に直接当てるので髪へのダメージは大きくなります。
髪のキューティクルは60度を超える熱を加えるとダメージを受け剥がれやすくなります。
ですので、ヘアアイロンを使う時は60度以下の温度に設定して使うと良いのですが、60度だとなかなかスタイリングができないのも事実です。
ですので、ヘアアイロンを使う前にヘアオイルでキューティクルをコーティングしてから使うと髪へのダメージを軽減してくれます。
また、ドライヤーの温風もかなり温度が高く、直接髪に熱を与えるわけではないと思われがちですが、ドライヤーの温風で髪はダメージを受けています。
温風でドライヤーをしている時を思い出してほしいのですが、同じ個所にドライヤーを当てていると熱くて髪を触れないということはありませんか?
ヘアアイロンをした後も髪を触るととても熱く、ドライヤーでもヘアアイロン並みに髪にダメージを与えていることがわかります。
ドライヤーは冷風で使う方がよいのですが、急いでいる時は温風で乾かした後に冷風で髪を冷やすようにしましょう。
感覚的には温風8割、冷風2割と覚えておきましょう。
髪にダメージを与えず乾かすことができるドライヤーも存在するのよ。
➡ 髪のパサつきは美容師愛用のドライヤーで解決!驚きの能力とは
注意ポイント!年代によってドライヤーの仕方が違う
これは、美容師さんから教えてもらったとっておきポイントです。
ドライヤーの使い方は年代によって変わります。
30代くらいまでの健康な髪であればヘアアイロンを60度くらいにしたり、ドライヤーの冷風で乾かすと良いのですが、40代を過ぎて加齢とともにパサつきが気になる人は、このやり方では逆に髪がパサついてしまいます。
髪にじわじわ熱を加えるのではなく、40代を過ぎたら一気に乾かす方が髪のパサつきは軽減されます。
ですので、60度のヘアアイロンでじっくりスタイリングするのではなく、高温で一気にスタイリングをし少しでも髪に熱が加わる時間を短くした方がよいのです。
もちろん、ドライヤーやヘアアイロンなど髪に熱を加える時はヘアオイルなどで髪を保護してから使うようにしましょう。
生乾きもパサつきの原因に!
ヘアアイロンやドライヤーの熱が悪いなら、使わずに自然乾燥させればいいと思われているかもしれませんが、生乾きの状態で放置する方がパサつきの原因になります。
髪が濡れている時はキューティクルが剥がれやすい時ですので、そのまま放置して生乾きのまま寝てしまうと、キューティクルが弱っている髪を枕と頭ですり合わせて摩擦を起こし簡単にキューティクルは剥がれてしまいます。
キューティクルが剥がれると髪の水分が蒸発しやすくなり朝起きた時にはパサパサの大爆発状態になってしまいます。
ですので、ドライヤーできちんと髪を乾かしておかなければキューティクルがどんどん傷つき修復不可能な状態になってしまうのです。
「髪が濡れている時はダメージを受けやすい」ということをしっかり覚えておきましょう。
髪にも日焼け止めが必須!紫外線はパサつきの原因になる
顔や体には日焼け止めを塗りますが、髪に日焼け止めを塗るという人はいないでしょう。
ですが、顔や体と同じように髪も紫外線の影響で日焼けしています。
髪が日焼けするとキューティクルがダメージが剥がれやすくなり、髪の水分が蒸発し水分不足の状態になります。
結果的に紫外線の影響でキューティクルが剥がれパサつきの原因になってしいますし、水分が奪われると頭皮が乾燥し皮脂の勘定分泌が始まり、毛穴が皮脂で詰まってしまいます。
紫外線はパサつきの原因になるだけではなく頭皮環境も悪化させますので、髪にも日焼け止めが必要です。
とは言え、髪専用の日焼け止めはありませんから、ヘアオイルやヘアクリームなどでキューティクルをコーティングして守るようにしましょう。
ヘアオイルやヘアクリームは保湿効果が高いのでパサつき改善にもなります。
もし、頭皮がべたつくからヘアクリームが嫌だという人は、外出時に必ず防止をかぶる、日傘をさすなど頭皮や髪を紫外線から守る対策が必要です。
ベタつきが少なくて香りも良いヘアオイルは必須アイテムよ。
➡ 髪のパサつきに効果的なヘアオイル!美容師厳選おすすめ3選
パーマやカラーリングは髪を痛めるので当然パサつきの原因となる
パーマやカラーリングはとても強い薬剤を使います。
美容院の薬剤だから大丈夫というわけではなく、元々の髪の色を変えたり、髪の形を強制的に変えてそのままの状態をキープするのですから、刺激の強い薬剤であることは変わりありません。
パーマやカラーリングをしたことのある人はわかると思いますが、パーマやカラーリングをするときにツンとする独特の匂いがあります。
あの臭いだけでも、どれだけ強い薬剤かわかるのではないでしょうか?
また、パーマやカラーリング剤の注意事項を見ると薬剤を使用する時は妊娠中や生理中、体調不良の時は避けるようにとも書かれています。
髪に使用するものが、体に影響を与えるくらいですから、髪に良いものではないということはわかります。
体に害を与えるほど刺激の強い薬剤を使っていますから、パーマやカラーリングをするとキューティクルが剥がれ、髪の内部を破壊してパサつき以上のダメージを与えてしまいます。
これだけ刺激の強い薬剤を繰り返し使っていれば、髪のキューティクルはないに等しい状態になってしまい、パサつきも改善できませんし頭皮にも大きなダメージを与え修復不可能になってしまいます。
美容院ではパーマやカラーリングの後に髪のダメージを抑えるためにトリートメントなどを念入りに行ってくれますし、市販のカラーリング剤にも「髪を染めた後に使用してください」とトリートメントが入っていますが、やりすぎればトリートメントでは修復できなくなってしまいます。
キューティクルが剥がれると髪を守る術がなくなりますので、どんなにパサつき改善の方法を試してみても意味がありません。
こうなってしまうと「髪を切る」しか方法がなくなってしまいますので、やりすぎには注意しましょう。
パーマ(カラーリング)+スタイリング剤は大ダメージ
パーマやカラーリングはやり過ぎに注意すれば良いというわけではありません。
実は、パーマやカラーリングでキューティクルが剥がれたところにスタイリング剤が加わると髪のダメージは最大レベルになります。
スタイリング剤にはアルコールが含まれているので、パーマやカラーリングですでにキューティクルが剥がれ水分が保持できない状態のところに、アルコールを含むスタイリング剤が入り込むと、かろうじて残っていた髪の水分がなくなってしまいます。
アルコールは水分を早く蒸発させる作用がありますので、パーマやカラーリングでパサつきの原因を作り、スタイリング剤でとどめを刺しているようなものです。
パーマやカラーリングをした直後はスタイリング剤を使わないようにしましょう。
髪がパサつくなら栄養補給!栄養不足は体内から乾燥の原因を作る
人間の体は本当によくできたもので、体内に取り込んだ栄養分は生命維持に必要な機関へと最初に送られていきます。
次に、生命維持に必要な機関をサポートしている機関に送られ、最後に生命維持には関係のないところへ送られます。
では、髪は生命維持に必要でしょうか?
そうです、必要ないのです。
となると、髪に栄養が送られるのは最後になります。
つまり、髪に栄養を届けようと思えば豊富な栄養を体内に取り込む必要があるのです。
特に、タンパク質やビタミン、ミネラルが不足すると髪がパサつく原因になってしまうのです。
髪を作っているのはタンパク質がほとんどですので、良質のたんぱく質を摂取したり、髪に良いと言われる海藻類やビタミンが豊富な果物、そして忘れてはいけないミネラルを豊富に含む食事を心がけることが大切です。
また、お酒の飲みすぎはパサつきには大敵です。
お酒を飲むとアルコールを分解するために大量のミネラルとビタミンを消耗します。
そのため、髪に必要なミネラルやビタミンが行き届かなくなりパサつきの原因になってしまうのです。
髪がパサつくことでうねりや切れげが多くなりますので、髪に栄養をきちんと送り届けるためにもお酒の飲みすぎには注意が必要です。
水分もしっかり取り、体内の水分量を上げる必要がある
パサつきを改善するには髪の水分量を上げ、保湿することが大切ということはご存知かと思いますが、体内の水分量が髪の水分量に関係していることをご存知でしょうか?
体内の水分量が足りなくなると顔や体のお肌も乾燥しがちになります。
顔やお肌の乾燥ということは、頭皮も肌ですので乾燥しているのです。
冬場は乾燥しやすい時期ですが、水分をあまり摂らない時期でもありますので、体内の水分量が不足して乾燥している場合もあります。
私もそうなのですが、冬だけお肌がカサつくということはありませんか?
私の場合、足のスネだけカサカサでひび割れたような肌になってしまいます。
加齢によって皮脂の分泌量が減っていることも原因ですが、冬場だけというのは水分が関わっていると考えられます。
また、人間の体の約65%は水分でできていますので、きちんと水分を摂取しなければ体調不良になったり、お肌の調子が悪くなってもおかしくありません。
髪も同様に水分不足がパサつきの原因になってしまいます。
ですが、体内の水分量が足りていればお肌もも髪も潤い安くなりますので、女性なら1日2リットル、男性なら1日2.5リットルくらいの水分摂取を心がけましょう。
水分は意識しないとそんなにとらないかも・・・
意識して多めにとるように頑張ってみようかな
意外と知らない!ミネラルは髪のパサつき改善に必須
ミネラルは人間の体にとってとても大切なもので、髪にも同じ事が言えます。
ミネラルは体内に必要な酵素やビタミン、タンパク質と大きな関わりがあります。
生命維持に必要な酸素や酵素を体の隅々まで届け、ビタミンの吸収を助け、ホルモンバランスを整える役割があります。
実は、酵素もビタミンもホルモンバランスも全て髪に関わることですので、ミネラルをきちんと摂取すると髪のパサつきを改善できるのです。
逆にミネラルをきちんと摂取できなけらば髪がパサつく原因になりますので、ミネラルは髪にとても大切な成分と言えます。
ですが、ミネラルは体内で作り出すことができず食事や水から摂取するしかありません。
ですので、ミネラルを多く含む緑黄色野菜や海藻類を多めに摂取する必要があります。
一番簡単なのは「ミネラル豊富な水」を飲むことです。
水も1日に2リットルくらい必要なので、その水にミネラルが豊富に含まれていれば水分もミネラルも両方摂取することができます。
実際、私はミネラル豊富な水を1日2ℓくらい飲んでいるだけでパサついた髪に天使の輪ができました。
美容師の兄にも「髪に重みが出た」と言われ、乾燥してスカスカだった髪に水分がきちんと行き渡っている証拠だそうです。
それくらい、水分とミネラルは髪にとって必要なものだということを覚えておきましょう。
髪をいたわる前に、
まずは自分の体をいたわるべきよ。
➡ 美容師も実践!髪のパサつきを抑えるなら体内外両方から改善
仕方のないこと?女性ホルモンの低下が髪のパサつき原因に
先程ミネラルのお話の中でホルモンバランスが出てきましたが、どうしても女性はホルモンバランスを崩しやすいのでパサつきがちになってしまいます。
男性に比べて女性の方が髪のパサつきを気にしている人が多く、どちらかと言えば男性は髪がべたつくことを気にしている人が多いのです。
ホルモンバランスが崩れたり、加齢により女性ホルモンが低下すると血行不良になり、髪に栄養が行き届かなくなります。
必要な栄養が行き届かない髪は細く痩せてしまい、血行不良から乾燥も引き起こしてしまいます。
女性にパサつきが気になる人が多いのは、女性ホルモンのバランスを崩す生理や更年期などがあるため、髪に栄養や水分が行き届かなくなるためです。
ただし、加齢や生理による女性ホルモンはどうしようもないことですが、ストレスでもホルモンバランスを崩してしまいます。
ストレスでホルモンバランスを必要以上に乱さないよう、ストレスを感じたら体を動かしてみたり自分の好きなことをしてみる、休憩を取るなどして、できるだけ大きなストレスにならないように発散していきましょう。
いくつになっても女として綺麗でいられるように、
日頃からしっかりケアをすることが大切よ。
➡ 40代で急に髪がパサつく!美容師が教える特有の原因と改善法
知らなきゃ損!スタイリング剤の選択を間違えると髪がパサつく原因になる
パーマやカラーリングのお話の中でスタイリング剤が少し出てきましたが、スタイリング剤選びを間違えると髪がパサつく原因になります。
スタイリング剤にはアルコールが含まれているというお話をしましたが、スタイリング力が高いものほどアルコールが含まれていることが多いのです。
ドライヤーやヘアアイロンを使った直後は髪の温度が上がっているのでスタイリング剤のアルコールと熱の影響でさらに髪の水分は奪われます。
また、パーマやカラーリングの直後にスタイリング剤を使用するとパサつきは最悪な状態になるというお話もしました。
ですので、パサつきが気になる人は本当はスタイリング剤を使わない方が良いのですが、さすがにセットもせずに外に出かけることはできないと思いますので、そんな時はノンアルコールのスタイリング剤を選ぶようにしましょう。
また、パサつきが酷い人はスタイリング剤の代わりにもなるヘアオイルやヘアクリームでスタイリングするようにすればパサつきも改善でき潤いのある艶やかな髪に仕上げることができます。
スタイリング剤は何でもいいと思っているなら大間違いよ。
➡ 美容師の裏ワザ付!髪のパサつきにおすすめのスタイリング剤
髪型が毎日同じなのもパサつきの原因に
とにかく頭皮に刺激のあることをするとパサつきの原因になることは覚えておきましょう。
髪型が同じということは、その1点に大きな負荷がかかっています。
その髪型を毎日続けていると、ずっとその部分に大きな負荷がかかっている状態になり頭皮はダメージを受けてしまいます。
頭皮がダメージを受けると髪に栄養を行き届かせることができなくなりパサつきの原因になってしまうのです。
「毎日同じ髪型にしていたら、その部分だけ毛が薄くなった」という話を聞いたことがないでしょうか。
これは頭皮がダメージを受け、その部分の毛が栄養不足から細くなり抜け落ちてしまったからです。
毛が抜け落ちるということは、髪が細く弱くなっている証拠です。
弱っている髪をさらに同じ髪型にすることでダメージを与えていますので、摩擦でキューティクルも剥がれやすくなり水分の保持も難しくなります。
そうなると髪がパサつき始め、髪は細く弱い上にパサつきがあるという最悪な状態になってしまいます。
ですので、髪型は毎日同じにするのではなく分け目を変えたり、結ぶ場所を変えたりなど一定の髪型にするのはなるべく控えましょう。
まとめ 髪のパサつきの原因として1番大きい要素は「水分不足」
髪がパサつく原因を突き詰めると、こんなにたくさんの原因があることがわかりました。
全てが自分に当てはまらないかもしれませんが、知らず知らずのうちに当てはまっている人も少なくありません。
私も自分ではわからなくても美容師の兄に見てもらってわかることもありました。
カットをしてもらう時に美容院の人に自分の髪質やパサつき具合などを聞いてみるのも良いですね。
髪のパサつきは、髪や頭皮が外側から受けるダメージだけが原因ではなく、体内の水分不足や栄養不足など内側からダメージを受けていることもわかりました。
外側からのダメージケアはしていたけれど内側からのダメージケアをしていなかったと言いう人が多いと思いますので、これを機に内側からのダメージケアもしてみてはいかがでしょうか?
髪の毛のケアばっかり考えてました。
これからはしっかり内側からもケアできるように考えます!
最初から
髪のパサつきの原因が分かったら、次は改善方法について理解しましょう。
パサツキシラズを最初から読めば、原因と改善、オススメのヘアケアグッズを知ることができます。