パサついた髪を毎日鏡で見てタメ息ついてます・・・
そんな暇があるなら、だらしない生活を見直しなさい。
・・・っ!!
髪のパサつきを改善する方法はたくさんありますが、一つのことを実行しても改善されにくく、何が原因かわからない場合はパサつきの改善策を色々取り入れる必要があります。
ですが、きちんと改善方法を知らないと知らず知らずのうちに髪がパサつく原因となることをしてしまっているので、まずはパサつきの原因をしっかり把握し、改善方法を実践していかなければなりません。
色々なサイトでパサつきの改善法を紹介していますが、「この改善方法が抜けている」と思うことがたくさんあります。
特に、髪の外側からのヘアケアを紹介しているサイトは多いのですが、髪のパサつきを抑えるには体の内側からのケアも大切なのです。
体の内側からのケアをきちんと紹介できているサイトが少なく、紹介できていても抜けているところがあるなど、改善方法をしっかり伝えられていないサイトが多いと感じます。
そこで、髪のパサつきを抑えるために美容師から教えてもらったあらゆる改善法を全てご紹介したいと思います。
他のサイトでは知ることができなかった方法などもありますので、髪のパサつきがなかなか改善できないという人は是非実践してみてください。
男性でも簡単!体の外側からパサつき改善【インバスケア】
インバスケアとは、お風呂の中でできるパサつき改善方法で、比較的簡単な改善方法ですのでヘアケアをあまり知らないという男性でも簡単に実践することができます。
髪のパサつきを抑えるためにはインバスケア、アウトバスケア、そして体の内側のケアが大切になります。
全てを一度に把握することは難しいと思いますので、まずはお風呂の中で簡単にできるインバスケアをご紹介しましょう。
シャンプーのし過ぎに注意!自分の髪質に合ったシャンプー回数を
髪のパサつきを抑える改善法として、よく目にするのがシャンプーのし過ぎに注意するという点です。
シャンプーは基本的に髪の汚れや皮脂を落とす目的があります。
普通なら毎日シャンプーして問題ないのですが、髪のパサつきが気になる人が毎日シャンプーをすると必要な皮脂まで洗い流してしまい、さらにパサつきが悪化してしまう原因になるのです。
また、頭皮は皮脂で覆ってホコリや汚れから守るようにバリアを張っています。
ですので、頭皮の皮脂を完全に落としてしまうとバリアを張ろうと皮脂の過剰分泌が始まり、髪は乾燥してパサついているのに頭皮はべたつくという最悪な結果になってしまいます。
皮脂が過剰分泌して頭皮の毛穴をふさいでしまうと、必要な栄養が頭皮に送ることができなくなり、髪はさらに細く弱々しくなってしまいます。
髪がパサついているということは水分不足ですので、すでに乾燥してしまっている状態です。
この状態でシャンプーを繰り返すと、乾燥しているのに、さらに必要な皮脂まで洗い流してしまいます。
ですので、シャンプーのし過ぎには注意し、自分の肌質や髪質に合ったシャンプー回数を見極める必要があります。
基本的には脂性肌の人は毎日シャンプーをしても問題ありません。
普通肌の人は毎日シャンプーをする必要はありませんので頭皮がべたつかない程度にシャンプーをします。
乾燥肌や敏感肌の人は2日に1回くらいのシャンプーでよいでしょう。
ですが、汗をかきやすい夏場はどうしてもべたつきやすいので、その時はシャンプーではなくお湯ですすぐ程度にします。
基本的な回数を頭に入れておき、べたついた時はお湯ですすぐという方法でよいでしょう。
シャンプーを使うのは多くても1日1回にしましょう。
また、夏とは逆に冬場の乾燥する時期は、脂性肌の人でも2日に1回、乾燥肌や敏感肌の人は3日に1回でもよいかもしれません。
自分の頭皮状態を常に把握し、べたつかない程度にシャンプーをするようにしましょう。
ただし、仕事柄外での仕事がメインの人や室内でもホコリっぽいところで仕事をすることが多い人など、汚れやホコリの多い環境で仕事をしている人は毎日シャンプーをして汚れを綺麗に落とすようにしましょう。
アミノ酸系シャンプーに切り替える
仕事柄、汚れやホコリの多い環境で仕事をしている人は毎日シャンプーをしてくださいと言いましたが、乾燥肌や敏感肌の人は毎日シャンプーをすると、さらにパサつきがひどくなる人もいます。
そこでおすすめしたいのがアミノ酸系シャンプーです。
アミノ酸系シャンプーは市販のシャンプーに比べて洗浄力が弱く、頭皮に必要な皮脂は残し、汚れを綺麗に洗い流してくれます。
また、髪を構成している元となるアミノ酸を豊富に配合していますので、髪に栄養を与えることもでき、パサつき改善へと導いてくれます。
敏感肌や乾燥肌の人だけではなく、脂性肌や普通肌の人もアミノ酸系シャンプーに切り替えるだけでパサつきが抑えられたという人もいますので、まずは洗浄力の強い市販のシャンプーから、栄養豊富で洗浄力の弱い(強すぎない)アミノ酸系シャンプーに切り替えてみてはいかがでしょうか。
見違えるほどの美髪になりたければ早めに切り替えるべき。
➡ 髪の毛のプロが推奨!パサつき髪におすすめのシャンプー4選
試してみて!パサつきがかなり改善される「重曹シャンプー」
重曹で洗うってこと・・・?
「重曹シャンプー」という言葉はあまり聞きなれないのではないでしょうか?
先程、シャンプーは毎日しなくても良いというお話をしましたが、その時にシャンプーをしない日はお湯ですすぐというお話もしました。
お湯で髪をすすぐ時に重曹を使って髪を洗ってみてください。
重曹は食べられるほど安全なものですので、その重曹を使ってシャンプーをするとパサつきや広がり、髪のうねりなども軽減されるのです。
やり方はとても簡単です。
- ますは髪と頭皮に付着した汚れを落とすためにしっかりとシャワーですすぎます。
この時に汚れの7割が落ちると言われていますので、しっかりとすすぎましょう。 - 重曹を手に取ったら少し水を加えて馴染ませます。
水と重曹が馴染んだら頭皮に乗せて指の腹でやさしくマッサージします。
マッサージの時にゴシゴシと強くせず摩擦が起きないように優しくするのがポイントです。 - ある程度マッサージをしたらシャワーでしっかり重曹を落とします。
- トリートメントはしてもしなくても良いのですが、髪のパサつきが気になる時はトリートメントをしましょう。
この方法を続けていると最初はべたつきが気になるかもしれませんが2週間ほど続けるとべたつきもなくなり、髪のパサつきや広がりも抑えられしっとりとしてきます。
シャンプーを毎日すると髪のパサつきの原因になりますが、汚れは毎日しっかり落とした方がよいのでお湯ですすぐだけでなく重曹シャンプーを試してみてください。
重曹シャンプーでかなりパサつきがなくなり、広がりやうねりも抑えられたという人が多いのでやってみる価値はあります。
シャンプーとタオルドライの正しいやり方
シャンプーやタオルドライのやり方は本当に正しい方法を知っている人は少なく、中途半端な知識で実践している人が多いのです。
そこで、パサつきを改善させるためにも正しいシャンプーとタオルドライの仕方をご紹介しましょう。
重曹シャンプーでもアミノ酸系シャンプーでも同じなのですが、シャンプーをする前にはしっかりお湯ですすぎ、汚れをある程度落としてからシャンプーをすると泡立ちもよくなり摩擦を抑えることができます。
ただシャンプーを泡だたせるために頭を濡らすのではなく、シャンプー前にしっかりすすぐことでホコリや汚れで起こる髪の摩擦も軽減できるのです。
次に、シャンプーも直接頭に乗せるのではなく手のひらにとって、ある程度泡立ってから頭にのせ、指の腹で揉むようにマッサージして洗いましょう。
シャンプーの基本は、髪を洗うのではなく頭皮を洗うようにすることです。
髪をぐしゃぐしゃと洗うと摩擦でキューティクルが傷んでしまいパサつきの原因になります。
頭皮を洗うことでシャンプーの泡が髪の汚れも吸着して落としてくれますし、シャンプーまえのお湯ですすいでいる段階で髪についている汚れはかなり落ちています。
最後にシャンプーが残らないようにしっかりすすぎます。
すすぐ時も髪の毛の摩擦に注意して優しくすすぎましょう。
アミノ酸系シャンプーは比較的シャンプーが残りにくいのですが、市販のシャンプーや石鹸系シャンプーは残りやすいのでしっかりすすぐようにします。
シャンプー後のタオルドライがとても重要で、シャンプーをしたあとの濡れた髪はキューティクルが剥がれやすくなっています。
ですので、タオルでゴシゴシ拭いてしまうとキューティクルが剥がれパサつきの原因になります。
タオルドライは髪の水分を吸わせるように、優しくポンポンとするようにしましょう。
髪の長い人はタオルで髪を挟んでポンポンと優しく水分を吸わせます。
やみくもにゴシゴシ拭けばいいってものじゃないの。
【美容師の裏ワザ】スタイリング剤を使った時にキレイに汚れを落とす方法
これは、美容師をしている兄夫婦に聞いた裏ワザです。
髪のパサつきにはスタイリング剤も関係しており、スタイリング剤には水分を奪いやすいアルコールが含まれているため、パサつきの原因になってしまいます。
しかも、スタイリング剤は油分・水分・アルコール・コーティング剤など髪を強力にセットさせるほどの成分が含まれているため、普通にシャンプーするだけでは落ちきっていないことがほとんどです。
スタイリング剤がが落ちきっていないと髪が傷み、さらにパサつきを悪化させる原因になるので、スタイリング剤を使った時はキレイに落とさなければなりません。
ですが、シャンプーでも綺麗に落とせない場合、どうすればキレイに落ちるのでしょうか。
ここからが【美容師の裏ワザ】です。
スタイリング剤を綺麗に落とすには、シャンプーをする前にトリートメントを使います。
髪を綺麗にシャワーですすいだら、シャンプーではなくトリートメントを髪に馴染ませます。
トリートメントの油分がスタイリング剤の油分やコーティング剤などを綺麗に浮かして剥がしてくれるので、綺麗に落とすことができます。
スタイリング剤が浮いてきたらシャワーでキレイに流し、その後にシャンプーをすればスタイリング剤はキレイに落とすことができます。
弱いスタイリング剤なら毎回する必要はありませんが、ハード系やスーパーハード系などガチガチの髪を固めた時に試してみてください。
パサつきが気になるならスタイリング剤も見直すべきよ。
▶ 美容師の裏ワザ付!髪のパサつきにおすすめのスタイリング剤
美容師が教えるトリートメントとコンディショナーの正しい使い方
トリートメントとコンディショナーを正しく使えている人が少ないため、美容師直伝の正しい使い方をご紹介します。
ちなみに、トリートメントとコンデショナーの違いはご存知でしょうか。
「トリートメントもコンディショナーも同じ」と考えている人は少なくありませんが、実は全く違うもので、使い方も違います。
トリートメントは傷んだ髪を集中的の補修してくれるもので、成分の持続性が高いので週に2~3回の使用で十分です。
髪の集中補修ですので、頭皮ではなく髪につけるのがポイントです。
次に、コンディショナーですが、髪をコーティングしてキューティクルを守るために使います。
保湿成分も高いので髪をなめらかにし、潤いのあるツヤ髪に導いてくれます。
このように、トリートメントとコンディショナーは役割が全くちがいます。
では、トリートメントとコンディショナーを使う順番をご存知でしょうか。
実は、私も間違えていたのですが、トリートメントとコンディショナーの違いを知らずに使っていたため、シャンプー後にコンディショナー、その後にトリートメントを使っていました。
ですが、兄夫婦のお宅にお邪魔した時に、私の髪のパサつきに気付き「シャンプーの後にトリートメントして」と言われました。
私は「?」が飛び交い、言い間違えたのかと思い「シャンプーの後にコンディショナーして、その跡にトリートメントでいいんだよね?」と聞き返すと「違う!違う!シャンプーの後にトリートメントが先!」と怒られてしまいました。
トリートメントは濡れた髪につけると浸透力が上がり、髪の修復効果が高まるのですが、コンディショナーでコーティングしてしまうと補修成分の浸透を妨げてしまうのです。
ですので、シャンプーをして髪の汚れを綺麗に落とした後にトリートメントを付け、髪の修復をしてからコンディショナーでコーティングすると髪の修復成分を閉じ込めることができ、髪が傷むのを抑えてくれるのです。
トリートメントをするときは、髪の水気を少し取って毛先を中心に塗布し、蒸しタオルをして5分ほど放置するとさらに浸透率が上がります。
コンディショナーは髪のコーティングをしてくれるので、シャンプー後は毎回使うようにしましょう。
- シャンプーする
- トリートメントする
- コンディショナーする
・・・の順番(メモメモ…)
実践すると効果絶大!体の外側からパサつき改善【アウトバスケア】
ここからは、お風呂の外で実践するアウトバスケアのパサつき改善法です。
インバスケアもパサつきを抑える方法としては必要なのですが、髪のキューティクルが傷む原因は外側からの刺激によるものが多いので、アウトバスケアを実践するとパサつき改善に大きな効果が見られます。
今日からでも実践できることばかりですので、効果の高いアウトバスケアを是非試してみてください。
パーマやカラーリングのし過ぎに注意!頻度はどれくらいがベスト?
髪のパサつきの原因がパーマやカラーリングのしすぎということは皆さんもご存知だと思います。
パーマはパーマ溶液を使うことで、一旦髪の毛を構成しているたんぱく質を破壊して好みの髪型に形成して再度構成させるため髪に大きなダメージを与えます。
カラーリングに使われるカラーリング剤は、パーマ溶液のようにたんぱく質を破壊するのではなく、髪の表面のキューティクルを一度開いて好みの色素を髪の内部に入れます。
キューティクルを開いた時点で髪を保護しているガードが外れてしまうので、傷みやすく水分の抜けたパサついた髪になってしまうのです。
また、市販のカラーリングは美容院で使われるカラーリングより強いアルカリ性の溶液を使用していますので、染まりやすい反面ダメージが大きくなります。
パーマにしてもカラーリングにしても、髪にダメージを与える強さは変わりません。
ですが、パーマやカラーリングをしないわけにはいかないという人も多いのではないでしょうか?
そこで、どれくらいの頻度でパーマやカラーリングをすれば問題ないのかお話していきましょう。
パーマやカラーリングをした後は髪が傷んでいる上に、さらに傷みやすい状態ですので、最低でも2週間の間隔をあけなければなりません。
間違ってもパーマとカラーリングを同時に行うようなことをしてはいけません。
パーマとカラーリングを同時期に行いたいのであれば、パーマやカラーリングをしたあと最低でも2週間はあけるようにしましょう。
ただし、ここまでにお話した間隔は「一般的な間隔」です。
話しを聞いていても「2週間に1回なら全然もつから大丈夫」という人も多かったのではないでしょうか。
髪がパサついている人はカラーリングなら3ヵ月に1回、パーマは6ヵ月に1回程度がベストです。
傷みのないキレイな髪であれば、パーマやカラーリングをしても1週間ほどで痛みが落ち着き、次の1週間で元の状態に戻るので2週間の間隔でよいのですが、パサつきがあるということは髪が傷んでいますので、2週間という短い間隔ではパサつきが悪化します。
ましてやパサつきは水分不足ですので、カラーリングのようにキューティクルを一度剥がすようなことをすれば、かろうじて残っていた髪の水分も尽きてしまいます。
髪がパサつくという人は髪が回復するまでに時間がかかりますから、カラーリングは3ヵ月、パーマは6ヵ月ほどあけた方がよいでしょう。
【美容師直伝】ドライヤーの正しい使い方
髪のパサつきは水分不足ですので、ドライヤーやヘアアイロンの熱で水分が奪われ、さらに髪がパサつく原因になります。
だからと言って熱を使わないように自然乾燥にしたり、生乾きのまま放置するのは逆効果です。
髪は濡れている状態が一番ダメージを受けやすく、キューティクルが剥がれやすいので濡れた髪はすぐに乾かさなければなりません。
ですが、ドライヤーを正しく使わなければパサつきの原因になってしまいます。
よく言われている方法は、最初は温風で一気に乾かし、後は冷風で冷やすという「熱8対冷2」という割合です。
ですが、髪がすでに傷んでいる人は熱を当てる時間が短ければ短い方がよいので、できれば「熱5対冷5」くらいの割合で乾かす方がよいでしょう。
そして、乾かす時に最も大切なのが「乾かし方」です。
美容師が教えてくれた、髪にダメージを与えにくい乾かし方をご紹介しましょう。
髪を乾かす時に多くの人が髪を中心に乾かしますが、毛先から乾かしているとなかなか乾きません。
髪は根元が一番乾きにくく、頭皮が湿っている状態だと雑菌が繁殖しやすくなり頭皮トラブルを起こしてしまいます。
頭皮トラブルはパサつきの原因になりますしキューティクルは毛先に流れているので根元を温風で乾かしてもダメージは少なくて済みます。
ですので髪を乾かす時は、まず髪の根元から乾かすようにしましょう。
温風を使うのは根元を乾かす時だけです。
実は、根元が乾けば毛先はびっくりするほど早く乾くことをご存知でしょうか。
根元を温風で乾かしたら冷風にして毛先を乾かします。
この方法で乾かすといつもの半分くらいの速さで髪を乾かすことができます。
ロングヘアの人でも約10分ほどで乾かすことができるでしょう。
また、熱を持った状態のドライヤーのすぐあとにスタイリング剤を付けるのはNGです。
スタイリング剤のアルコールが水分を奪ってしまうのでパサつきの原因になってしまいます。
さらに、スタイリング剤は自分の髪質に合ったものを選ばなければパサつきに拍車をかけてしまいますのでスタイリング剤選びも重要です。
どうしてもドライヤーの後にスタイリング剤をつけたい時は、ドライヤーの前にヘアオイルなどでキューティクルをコーティングしてから乾かすようにしましょう。
スタイリング剤を使わなくてもドライヤー前にヘアオイルを塗布しておけば髪へのダメージを軽減することができます。
ハッキリ言うわ。
ドライヤーは安物を使ったらダメよ。
➡ 髪のパサつきは美容師愛用のドライヤーで解決!驚きの能力とは
簡単にできる!髪を紫外線から守る日焼け止め対策
顔や体が紫外線によって日焼けするように、髪や頭皮も日焼けをします。
顔や体には紫外線対策をしていても髪や頭皮の紫外線対策をしている人は少ないのです。
紫外線はキューティクルを開かせた上、熱を浴びせますので髪はかなりのダメージを受けています。
そのため、紫外線対策をせず髪や頭皮が紫外線に当たり続けるとキューティクルは剥がれてしまい水分も奪われ髪のパサつきの原因になるのです。
ですが、髪を紫外線から守る方法と言われても帽子をかぶったり日傘をさすくらいしか浮かばないという人もいるでしょう。
もちろん、帽子をかぶったり日傘をさすのも有効なのですが、髪専用の日焼け止めスプレーがあることをご存知でしょうか?
帽子をかぶったり日傘をさすくらいでは帽子から出た毛先や日傘を差せない時には直接紫外線を浴び大きなダメージを受けます。
ですが、髪専用の日焼け止めスプレーを塗布しておけば帽子や日傘がなくても紫外線をカットしてくれるのです。
髪専用の日焼け止めスプレーには保湿成分が含まれているものや、髪に栄養を与える成分が含まれているものなど、髪に潤いやツヤを与える成分が含まれているので、パサつき改善にも繋がります。
パサつきヘアには万能ヘアオイルで髪を保湿
先程のスタイリング剤のお話の中にヘアオイルが登場していますが、ヘアオイルはとても万能で、髪のパサつきが気になる人には最適なアイテムです。
ヘアオイルのメリットはたくさんあり、ドライヤーを使う前に濡れた髪に塗っておけば、ドライヤーの熱から髪を守ってくれますし、保湿力が高く修復力もあるのでパサつき改善効果は高くなります。
また、ヘアオイルによっては髪に必要な栄養成分を豊富に含んだものもありますので、パサつきのある髪からツヤのあるしっかりとした弾力のある髪に導いてくれます。
スタイリング剤としても使えますのでヘアオイルは髪のパサつき改善にはとても大きな効果を発揮するアイテムです。
美髪のためにヘアオイルは必須と言えるアイテムよ。
➡ 髪のパサつきに効果的なヘアオイル!美容師厳選おすすめ3選
体の内側から髪のパサつき改善
では、最後に美容師が推奨している体内からパサつきを改善する方法をご紹介しましょう。
これまでご紹介してきた改善法は体の外側からパサつきを改善する方法でした。
体の外からの改善方法を実践してみて、なかなかパサつきが改善されない人は体の内側の改善が必要です。
また、体の内側からパサつきを改善する方法は体自体も健康になりますから、体調不良からくる髪のパサつきの場合は体も髪も健康な状態にしてくれます。
では、髪のパサつきを改善するためには、体をどんな状態にしなければならないのでしょうか?
美容師が推奨する「体内からパサつきを改善する方法」をご紹介します。
過度な食事制限をせずバランスのよい食生活に改善する
髪のパサつきの原因の一つに栄養不足があります。
体内に摂取された栄養は、生命維持に必要な機関へと先に送られるため、髪に栄養が行き届くのは最後になってしまいます。
そのため、しっかりと栄養を取っていなければ髪にまで栄養が行き届かくなり、髪がパサつく原因になってしまうのです。
特にダイエットなど過度な食事制限をすると必要な油分を摂取することができず髪にツヤがなくなりやせ細ってしまいます。
また、過度なダイエットをすると髪だけではなく体内に必要な栄養不足し、ホルモンバランスを崩してしまいます。
女性ホルモンも髪と密接な関係があるため、ホルモンバランスが崩れると髪のパサつきの原因になるのです。
そしてお酒の飲みすぎも髪をパサつかせる原因になります。
いくらバランスの良い食事を心がけていてもお酒を摂取することで、せっかく摂取したビタミンやミネラルがアルコールを分解するために使われてしまいます。
ビタミンやミネラルは髪に必要な栄養素ですので、不足するとパサつきの原因になります。
ですので、朝・昼・夜としっかり栄養を摂るようにし、野菜ばかりではなく油分も取れる肉類や魚類、髪の成長に欠かせないビタミンやミネラルなどバランスよく摂ることが大切です。
また、お酒を飲む時は飲みすぎに注意することも忘れないようにしましょう。
潤ツヤ髪になる2つの栄養素はどんな食べ物から摂れる?
栄養バランスを考えて食事をすることがパサつき改善につながるというお話をしましたが、具体的に髪のパサつきを改善し、潤いのあるツヤ髪にしてくれる栄養素や食べ物は何なのでしょうか。
栄養バランスを考える中に、パサつき改善に必要な栄養素を組み込めば、改善スピードも上昇します。
体内から効果的にパサつきを改善するためにも、是非取り入れてみてください。
①たんぱく質
毛髪成分の多くはたんぱく質(ケラチン)から分解されたアミノ酸で形成されています。
ケラチンにはメチオニンという髪のパサつき改善に大きな効果を発揮する成分が含まれているのですが、体内で作り出すことができません。
そのため、食事から摂取するしかないのですが、メチオニンを含む栄養素がたんぱく質なのです。
たんぱく質を多く含む食べ物は肉類、魚介類、乳製品、大豆製品、卵類です。
パサつき改善に大きな効果を発揮する食べ物ですので、是非取り入れてみてください。
※ただし、肉類は脂分が多いので食べ過ぎると頭皮がべたつく原因になりますから、食べ過ぎには注意しましょう。
②ビタミンB6
ビタミンB6は先ほどのタンパク質の代謝を助ける働きをします。
たんぱく質が摂取されると髪や爪の成長に欠かせないアミノ酸に分解するためのサポートをしているのがビタミンB6です。
簡単に言えば「タンパク質を作るためのサポート役」をしているのがビタミンB6ですので、タンパク質と一緒に摂取すると、より効果的にパサつきを改善できます。
ビタミンB6を多く含む食べ物はにんにくやマグロ、トウガラシ、ナッツ類なのですが、おすすめしたいのはアーモンドです。
アーモンドにはビタミンB6だけではなく、髪の成長に必要なケラチンを豊富に含んでいます。
パサついた髪を健康な髪に導いてくれますのでおすすめです。
そしてここで注意点を一つ!
炭水化物の摂りすぎに注意してください。
炭水化物を摂取しすぎると糖質に偏ります。
糖質に偏ると髪の成長やパサつき改善に欠かせないビタミンやミネラルが不足しがちになるのです。
炭水化物やお米やパスタなど主食になっていることが多いので、朝はパスタだけ、昼はラーメンだけなど炭水化物の摂取が多くなると糖質過多になってしまい、栄養バランスが崩れてしまいます。
忙しい時は丼物やラーメンなど、さっと作れるもので済ませてしまいがちですが、パサつきを改善するためには主食となるラーメンやご飯だけではなく野菜や魚類、肉類などバランスよく摂取することが大切なのです。
髪のパサつき改善には体内の水分量を増やすのも大切
髪のパサつきの原因は水分不足です。
髪の水分は11~14%が一番よい状態なのですが、この数値を下回るとパサつきが出てきます。
パサつきが気になりだすとインバスケアやアウトバスケアなどで髪の保湿を中心にヘアケアするようになりますが、体内の水分量が不足していても髪のパサつきは起こるのです。
このことをあまり知らない人が多いようなのですが、人間の体は約65%が水分でできています。
ですので人間の体にも水分はとても重要なもので、質の良い水分を摂れば体調も良くなり、質の悪い水分を摂れば体調が悪くなると言われているほどです。
美容師の間では水の大切さは周知の事実というくらいで、髪にも良い水が必要ですし、体にも良い水が必要なのです。
私はこの話を聞いて冬になるといつもスネがカサつくことを思い出しました。
冬になるとスネがひび割れたような肌になりますし、顔もスキンケアをしていても乾燥してしまうほどです。
体内に水分が不足するとカサつくという話を聞いて、どうしても冬は水分の摂取量が少なくなっていることはわかっていたのですが、体にもきちんと出ていたのだと感じました。
スネや顔がカサつくということは頭皮も肌ですからカサついて当然です。
頭皮がカサつくということは髪にまで水分が届いていないことはわかりますので、パサつきの原因になっていたとわかりました。
そこで、「ミネラルを豊富に含んだ」質の良い水を1日2リットルくらい摂取するようにしたところ、スネや顔のかさつきもなくなり、髪のパサつきも改善されていきました。
ミネラルも髪のパサつき改善にはとても重要なもので、栄養を髪まで運ぶためのサポートをしているため、パサつき改善に必要な水と豊富なミネラルを同時に摂取したことでパサつきが改善されたと美容師の兄が教えてくれました。
また、水分をきちんと摂取したことでドロドロだった血液がサラサラになり血行不良が改善されました。
その結果、頭皮の血行が良くなり、きちんと髪に栄養を運ぶことができるようになったので、パサつきが改善されたのです。
髪のパサつきが気になる人は、質の良い水分を摂取し、体内の水分量を増やす努力をしてみてください。
髪の毛だけをうるおわせようと思ってもダメ。
体の中からしっかりうるおすことを意識するのよ。
➡ 美容師からの警告!髪のパサつきの原因は水分不足がほとんど
まとめ 髪のパサつきを治すには身体の内側と外側から改善することが大切
こうして見ると、髪のパサつきを抑える改善法はたくさんあることがわかります。
はっきりとしたパサつきの原因が分かっている人は少ないので、できればご紹介した内容を全て実践してほしいのですが、いきなり全部実践は難しいものです。
ですので、一つづつでも良いので改善法を試してみてください。
美容師は「髪は栄養が一番最後に行き届くところなので、髪が健康なら体も健康だ」と言います。
「髪は健康のバロメーター」として見れば、髪がパサついているということは健康面でも注意しなければならないのかもしれません。
加齢により髪のパサつきが出てくることもありますが、それもホルモンバランスが崩れるなど体に異変が起こっているからこそです。
髪のパサつきを軽く考えず、健康のためだと思ってパサつきを改善していけば髪は潤いのあるツヤ髪になり、体は元気になり、一石二鳥で健康になります。
自分の体のためにもパサつきを改善するためにも、髪を大切にしていきましょう。
体の内側からのケアなんて考えたこともなかった・・・
表面上のケアだけじゃパサつきは解決しないって事が良く分かりました!
重要
髪のパサつきを改善するヘアケア方法が分かってもまだ安心してはいけません。
パサツキシラズを最初から読んで、原因やオススメのヘアケアアイテムについても理解を深めましょう。